Chris Anderson の Makers を読んでいると、最近アメリカでDIYを発展させたような、おもしろい動きがある。
今まで、企業が独占していた
その本の中で紹介されていたのが、Arduinoだ。
Arduino はいわゆるマイコンで、五年ほど前からブームになっている。
ただ、普通のマイコンと違って、プログラムの実装からアップロードまでがすごくお手軽にできて、すでにライブラリがたくさん公開されているので、敷居が非常に低い。
というわけで、Makers の世界を実感するために、Amazon で Arduino エントリーキットを注文してみた。
昨日注文したら今日届いた。早いね。ちなみに実物見るために秋葉原に行ったんだけど、アマゾンのほうが安かった。ほんと便利すぎる。
Arduinoの初期設定方法はGetting Started with Arduinoに書いてある。
開発環境インストール
Arduinoの公式WEBサイトから、開発環境をダウンロード。今回は Mac にインストールするので、Mac OS X 用のものを選んだ。最新版は 1.0.2。
ダウンロードしたzipファイルを解凍して、ArduinoアプリをApplicationフォルダに移動。クリックして起動しようとすると、
“Arduino” can’t be opened because it is from an unidentified developer.
Your security preferences allow installation of only apps from the Mac App Store and identified developers.
と警告が出てきて、起動できない。そこで、ポップアップメニューから開くを選択して、起動する(次回からはダブルクリックでOK)。
今回注文したエントリーキットには Arduino Uno が付属している。Uno もしくは Mega 2560 の場合にはドライバーのインストールは必要ない。
接続
UnoとMacをUSBでつなげる。USBから電流も供給されるので、電源アダプタはいらない。電源アダプタも同時につなげた場合は自動で認識されるらしい(アダプタは付属してません)。
緑のLEDランプが付けばOK。
sketchの実行
試しに、付属のsketch(Arduinoにおけるプログラムのこと)を実行してみる。
- まずFile->Examples->01.Basics->Blink を開く。
- 次に、今使ってるボードの種類を選ぶ。付属しているのはUnoなので、
Tools->Board->Arduino Uno
を選択。 - さらに、Arduinoを繋げているポートの種類を選ぶ。USB接続なので、
Tools->Serial Port->/dev/tty.usbmodem121
を選んだ。
usbmodemのあとの数字は多分環境によって変化する。選択肢にはBluetoothもあった。これは別のモジュールが必要なんだろうか?
sketchをArduinoに転送する。この作業はUploadというらしい。これも簡単で、開いてあったBlinkのwindowの上部ボタンを押せばOK。
すると13番ピンの隣のLEDがオレンジ色に点滅する。はず。。した。
簡単ですね。ちなみに、付属の青色LEDの端子をGNDと13番ピンに差し込めば(長い方を13番に入れる)、以下のように点滅します。
すごいお手軽、これは流行るわ。あとは、日本語リファレンスがあるので、色々いじくってみるかな。